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ミネソタ大学留学のあと、パリ大学の夏期講座に妻が受講するためパリへ飛び、3ヶ月滞在したときの思い出や、その後思い出の国を旅したブログ手記です。

スカイウエイ - 0102009/11/07 10:08

 IDSタワーの2階には小さなショッピング・センターがあり、一軒のカフェテリアに入った。天井が高く、ガラス張りで明るく広い。椅子もテーブルも一回り大きく、日本のせせこましい感じと違って気持ちがゆったりする。大きなマグカップのコーヒーと軽食で昼食をとり、スカイウエイを歩いて、向かいのデパートに行く。

「昔、住んでいた頃は、スカイウエイなんてなかたわね」
「うん、日本のデパートの本館と別館をつなぐ連絡通路みたいなのは、セントポールとミネアポリスに2ー3ケ所あったらしいよ。気がつかないだけだったけどね。本格的なのは我々が帰国した72年以降、特に80年代にはいって急激に広がったみたい」

 スカイウエイとはビルとビルを2階部分でつなぐ通路のことで、日本でもデパートなどがA館とB館を上層階でつなぐ連絡通路をつくたりする。スカイウエイは雪国ならではのシステムで、人出の少ないアメリカの中都市などでは、地下商店街をつくるより安上がりだ。ただ、地下商店街より効率が悪く、全てのビルどうしが連絡しているわけでない。更に、通路によっては店舗の種類や出店規模がさまざまである。70年代初め頃には殆どなかったシステムだ。セントポールのダウンタウンにも同じシステムがあって、特に、寒い冬には戸外に出ることなく買い物ができるので便利だ。

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